圧着する!

PC電源のPC内部電源ケーブルなぁ~

10年前ってPC内部電源ケーブルは直付けか、セミモジューラーな電源が多く、配線にも色が入っていて配線を弄るのも楽だったよなぁ~

最近の電源付属PC内部電源ケーブルは黒一色の製品が多いですよね~

ピンアサインが外からわかんなくなっちゃった!

今回は何種類かの圧着工具を比較します。その前に!

ワイヤーストリッパー

PC内部配線ケーブルを一からつくられるなら電線の皮むきが必要ですよね!

電線の皮むき作業で便利なのがワイヤーストリッパーです。ワイヤーストリッパーもいろいろ種類がありますよね!最近、私が購入したワイヤーストリッパーをご紹介です。

KNIPEX ワイヤーストリッパー

これパソコン用工具で購入した訳では無く、GWくらいに趣味で知り合いの車ハーネスをつくる予定でその為に購入です。

その時に使うのがテフロン線、、電線の皮むき作業が凄く多いんです。使うテフロン線、硬いんで普通のワイヤーストリッパーだと300本くらい電線の皮むきしてると切れなくなるんです。

でも本音の購入理由は簡単で、楽したいんですよ!最近はメンドイ作業がつらいんです。

電線皮むき作業時にストリップする長さを調整出来るんで、、まぁう~ん、、便利です。

このオートマチックなワイヤーストリッパーはマルチストリップ10!AWG20より細い電線で私は使います。でもちょい期待外れな製品でした。

電線をストリップする刃が上下にしか無いんでね!テフロン線AWG16とかの電線だと被覆(絶縁体)が少し残ります。普通のPVCな電線でしたらAWG16の太さなら問題無しです。

このワイヤーストリッパーは私的には電線の太さがAWG14くらいまでなら最強だと思ってる製品です。でも価格が!高い!デカくて重い!

ですので、、

普通なワイヤーストリッパー

なんか安心する~この形なワイヤーストリッパーは!

でもストリップ長調整がなーい!ですよね!そこで!

エンジニアのストリップゲージ PA-90を購入しました。

このHOZANとVESSELのワイヤーストリッパーには同じ位置に穴があります。

合体!

いい塩梅にエンジニアのストリップゲージ PA-90が使えます。

エンジニアのストリップゲージ PA-90には目盛りなど有りませんので自分で調整しながら電線ストリップの長さを調整します。

新しいワイヤーストリッパーを購入した私の本音でワイヤーストリッパーとかニッパって刃が消耗する工具です。使い方で違うとは思いますが価格のお得なワイヤーストリッパーを購入、駄目になったらまた購入がいいと思いますよ。

ミリサイズのワイヤーストリッパーなら!

AWGなサイズのワイヤーストリッパーなら!

molex 5556Tと5556T3を圧着!

まずはmolex Mini-Fitなコネクターピンをご紹介!

5556T3はAWG16な電線用で5556Tは~AWG18までの電線用です。

被覆バレル部分は同じですが芯線バレル部分が5556T3の方がロングアーム?

使う圧着工具!

4種類の圧着工具を使い、まずは電線無しで圧着してみましょう!

mdpc CTX3

去年の秋かなぁ~MOD-ONEでセールな時にケーブルガイドと一緒に購入しました。

AWG16、15専用設計なダイスを試してみたくって!この電線無しコネクターピンは同じダイス位置(一番大きいダイス)で圧着しています。

SN-28B

普通にアマゾンで購入出来る、CTX3と同じラチェットな圧着工具です。

こちらも同じダイス位置で一番大きいダイスで圧着しています。

ラチェットな圧着工具の調整!

ラチェットな圧着工具って圧着されるまでロックが外れない仕組みですが調整出来るんです。

写真のこの部分なダイヤル?カム?のネジを外して回すと!

◆圧着ロック強!

◆圧着ロック弱!

比較してみましょう!

同じダイス位置での圧着でこんなに違うんです。本題に戻りましょう!

エンジニアPA-21

圧着後の被覆バレル部分がクルリンしてるのが特徴なエンジニアの圧着工具!

5556T3、5556T両方とも芯線部分を1.9で被覆部分を2.5で圧着しています。

エンジニアPAD-12

エンジニアのPAD-12はPA-21より太い線でも使える圧着工具です。

AWG16と5556T3の組み合わせならPAD-12の方がいいとは思いますよ!

ダイスはPA-21と同じく、芯線部分を1.9で被覆部分を2.5で圧着しています。

電線圧着での注意!

まずこのコネクターピン写真をご覧下さい。

このコネクターピンは車用防水コネクターのピンです。純正でも使われています。

電線を圧着後はこんな感じ?お気付き頂けるかなぁ?

コネクターピン、電線被覆部分の圧着が防水ゴムブーツと一緒の圧着になっていて被覆部分の圧着による引っ張り強度は期待出来ません。

でもこれでいいんです。電線、被覆部分の圧着による強度って期待してないから!引っ張り強度を期待する圧着部分は芯線圧着部分です。

芯線のみ圧着状態で引っ張り強度が大事!

被覆部分の圧着は心線?芯線?どちらでもいいけど芯線から被覆がはがれない?すべる?ピンから電線被覆部分が動かない様におさえてるだけな感じでしょうね。

私が電線を分岐する時に芯線のみ圧着のスプライスをおすすめする理由は、下手に電線被覆部分の圧着を含めるより芯線で広い範囲を圧着した方が安心出来るからです!

車の電線でビニルな被覆が劣化で硬くなり弾力がない状態になってるのはよく見ます。パソコンでも1年くらい使えば電線の被覆が劣化する?かも?

電線を使い圧着!

今回はそれぞれの圧着工具で圧着後、クリンプハイト、幅を確認しています。

まず使う電線の太さ!

AWG16は白で太さ、実測2.42mmです。

黒い電線は0.75sq(AWG18と近いサイズ)で太さ、実測2.11mmです。

コネクターピンは、芯線カシメ部分コネクター側からノギスで測定しています。

白電線AWG16+5556T3、黒電線AWG18+5556Tです。

mdpc CTX3

圧着ダイス位置はAWG18+5556Tでは真ん中のダイスで圧着しています。

AWG16+5556T3の白の電線は一番大きいダイスで圧着しています。

  高さ
白電線+5556T3 1.73mm 2.14mm
黒電線+5556T 1.31mm 2.00mm

SN-28B

白電線、黒電線とも一番大きいダイスで圧着しています。

  高さ
白電線+5556T3 1.51mm 2.14mm
黒電線+5556T 1.48mm 2.04mm

エンジニアPA-21

圧着ダイス位置は白電線、黒電線同じで芯線が1.9、被覆が2.5でです。

  高さ
白電線+5556T3 1.82mm 1.94mm
黒電線+5556T 1.52mm 1.92mm

エンジニアPAD-12

圧着ダイス位置は白電線が芯線1.9で被覆2.8です。

黒電線は芯線が1.9で被覆が2.5です。

  高さ
白電線+5556T3 1.87mm 1.97mm
黒電線+5556T 1.30mm 1.88mm

エンジニア圧着工具での圧着ダイス

エンジニアの圧着工具で芯線を圧着する時の使用ダイスですが、

比較として5556T3の被覆バレル部分をカット!

バレルが長い方がわかりやすいかなぁ?と思いT3を使ってます。

1.6と1.9のダイスで芯線バレルを確認してみますと1.6だとダイス下部分、①の部分が小さく、1.9の②の部分はいい塩梅な感じに!

圧着工具の凹みダイス部分ではバレルの羽は1.6の方だと狭い、1.9だと広いかなぁ~

私の経験ではダイス幅が狭い方が圧着失敗が多いです。

ですので私はエンジニアの圧着工具なら16、18ゲージ電線で5556T、5556T3ピンでしたら芯線は1.9のダイスで圧着しています。

まとめ

まずは!

PC電源のPC内部電源ケーブルで付属ケーブル以外を使われての故障はメーカー保証外です。

PC内部電源ケーブルをつくられ、配線などの間違いが有ればPCが壊れる、火災など重大な事故がおこる可能性があります。その事をご理解の上、ご自分がPC電源ケーブルをつくれるのか?ご判断下さい。ご自分の作業で何かがおこっても自己責任です。何か有ってからは遅いんで作業に少しでも不安がある場合は私的にはスリーブケーブルなら市販品を購入される事をおすすめ致します。

私(当ブログ)は他人様の作業で事故、故障、損害などが有っても責任は負いかねます。

当たり前の事ですが、、例えればPC電源のピンアサインをテスター使って調べる事もメンドイとお思いの方は絶対PC電源の配線を弄らない方がいいですよ!ネット探せばピンアサインなんて確認出来ます。しかしそのネットの情報が間違ってたら!

ご自分のお使いになるPC電源付属ケーブルをテスターでご確認後、ネットの情報とご自分がテスターで調べられたピンアサインを確認する!とかならわかります。

テスターとメモ帳、ペンが有ればピンアサインなんて簡単に確認、記録出来ます。電源配線を弄る事で大事なのは配線間違いが無いか?を何回でも、しつこいくらい確認する事ですよ!

テスターはPC電源テスターなんて便利な製品がありますが普通のテスターで十分な確認後に最終確認でPC電源テスターを使われる方がいいですよ!

PC内部電源ケーブルを全て電源から外せるフルモジューラーな電源での話です。

私がケーブル直付けの電源でスリーブする時はコネクターから1本電線を外しスリーブして元のコネクター位置に戻す、な作業をしています。戻すコネクター位置の目印と1本ずつが大事!最後にPC電源テスターで確認です。ケーブル直付けな電源ではお願いだから色を!電線に色を!

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次は使う電線!

私はUL規格の電線は使っていません。しかしPC電源ならUL1007な電線を使われた方が安心です。

だってmolexのMini-FitなコネクターピンってUL1007な電線に合うピンなんでね!UL規格って歴史がある規格なんでね!素晴らしい安全認証なULマークだと思います。

ですのでUL1007な電線で電線の太さAWG18~を使われる事をおすすめします。

UL1007な電線って錫メッキ銅線の定格電圧300V、定格温度80℃な電線なんですよね~私の個人的、なんとなくな考えでBX-Sの方が好きです。

UL1007なAWG18なら1本で最大定格電流9Aなmolex Mini-Fitのコネクターピンでは使いやすい電線なんですけどね。でもPC電源付属ケーブルと同じで面白くなーい!

ただそれだけの理由で違う電線を使ってます。錫メッキとかMIL線なら銀メッキのメッキ線はなぁ~コネクターピンとかのメッキは絶対必要だと思ってますが!

コネクターピンに圧着する電線って切って使いますよね~芯線を切った部分、断面のメッキは?基板と電線をハンダするならメッキ線はいいと思いますが、、

私がつくる電源ケーブルは私が使うか、取り付け、使用状態がわかる友人達の為につくるんで管理出来る範囲での事です。違う電線使って何かあっても自己責任と考えています。

圧着工具の事では!

mdpcさんとこのCTX3はAWG16+5556T3での圧着具合が素晴らしいです。しかし約3,000円で国内アマゾンで簡単に購入出来るSN-28Bも悪くは無いと私は思います。

AWG18電線と5556Tの組み合わせで圧着されるならSN-28Bでいいと思うんですよね。

なにが違うか?わかりませんが価格違いの同じような製品が!

ラチェットな圧着工具なら握るだけなんでコネクターピンの位置決めさえ慣れれば簡単です。

でもなぁ~オイラはなぜか?いつもPC関係で圧着する時は、、

エンジニアの圧着ペンチばかり使ってます。

でもこれからは、、

グへへ、、molexの専用圧着工具買っちゃった!

これでは自慢だけでまとめじゃーない!ですので私的おすすめ圧着工具は!

今はエンジニアのPAD-12なんです!!

おすすめする理由は次回ご紹介予定のスリーブを止める!でエンジニアPAD-12は大活躍なので御座います。芯線、被覆同時圧着じゃー無い方がいろいろ使えます。

そうそうお問い合わせからご連絡頂き、ご質問頂いた事!

これでどうでしょうかね?

熱収縮チューブレスでスリーブケーブルの分岐出来ますか?なご質問でしたが、その方にmdpcさんの代理店?参考サイトを教えて頂きました。

そこの参考写真を確認して、、これじゃーないかなぁ?

これね~スリーブを切るんじゃー無く、分岐するもとスリーブの網部分を広げて分岐用スリーブを入れる感じ?だと思うんですよね~

電線分岐部分では何時もより多く熱収縮チューブを使ってます。スリーブ線の分岐側を固定するにも熱収縮チューブを使ってるんだなぁ!外から熱収縮チューブが見えないようにはしてます。

横着で試してみたんでこんな雑な仕上がりになってますが、、

2、3回練習すればもっと、、
でもオイラは熱収縮チューブでの分岐隠しでいいかなぁ!これピンセット使ってスリーブ、網部分が切れないように気を使い作業しないと!なのでメンドイな~で御座います。

今回も大変長くなってしまいました、最後までご覧頂き、ありがとう御座います。

さそがれ暇人:
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